食事のバランスが悪いのはバランスが良い

  • 2018.05.26 Saturday
  • 09:59

 

 「よく食べるんだよ」と、大人は子どもを見て喜ぶ。まるでたくさん食べることが、いいことみたいだ。しかし、成長の段階は実は偏食だ。野口整体によれば、子どもは生まれてからも臓器を段階に応じて発達させていくので、そのときどきによって必要なものがあるという。必要なものを食べ、必要でないものは食べない。子どもは自然とそういうことをする。が、栄養学的にみれば、「なんてバランスが悪いのだろう」と思える。実は、とてもバランスがいいのに。

 

 「いっぱい食べなさい」と、祖母や母から言われた。戦後の物のない時代を過ごした人たちだからこそ出る言葉だ。だからつい、いっぱい食べないと悪い気がしてしまう。食べられない時期もある。食べないほうがよい時期もある。風邪など引いているときは、むしろ食べない方がいい。胃腸の負担を減らし、回復が高まるからだ。だから風邪を引いているときは食欲がなくなる。食欲が出てきたら食べればいい。身体にとってそんな当たり前のことを、固定観念は「間違いだ」とみせようとする。

 

 子どもをもった母親は、誰しも「子どもが食べない」という経験をしていることだろう。そこでさまざまな葛藤を経験し、自然に沿った母親もいただろう。できれば、そういう自然なことが伝わってきてほしかった。しかし、合理的になった社会では、自然なことを自然に受け取れる心性さえも、「間違い」だと思わせる。

 

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